........................スーパー6(OS)組み立て手順
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..........はじめてライブスチームへ入門される方へ
ASTER(45mmゲージ)、OS(小川精機)の製品は高精度に加工されています。大小を問わず精密機械を組み立てているのですから、いいかげんな組方では走りません。まして慣らし運転でなんとかなるだろうとの考えは禁物です。
1)先ず組み立て説明書熟読することです
組み立て説明書は一応全体を目をとうし組み立ての流れを把握し、順序に従って作業を進めます。手順を間違え組み立てられない場合が生じることがあります。仮組みをして、確かめて本組みするのも良い方法です。
2)ねじ締めは堅く確り。
絞め過ぎは禁物、ねじが切れ、どうにもならぬことも生じます。下回りのネジ類は組み立て後、どうしても絞められない場所があります。よく検討し確りと締め、接着剤でロックします。

3)ねじ類は装飾の役割
ネジとは言え、ねじの頭は装飾部品です。傷つけずに、そのためにも、ねじに合ったツールを使いましょう。
4)下回りの組み立て次第で、機関車の性能が決まる。
フレームは正確な平板上でねじれ、ガタなく頑丈に締め組み立てる。
シリンダーとフレームの取り付けは特に重要です。機関車の種類で取り付け角度があるので、説明書にしたがって組み立てるのですが、クロスヘッドの往復運動が出来る限り円滑に動くように組み立てます。
動輪は左右90度正確な位相が大切ですが、滅多には無いが、ずれて組まれいることがあります。点検してください。回転運動のトラブルになります。
各動輪に主連棒、連結棒を左右対称に組み、円滑な回転を確かめ、心向棒、偏心棒、返りクランクなどを組み立てます。極端な、ツッパリや当たりがなければ直線のレールにのせ、回転部に注油し、10分程前後に動かします。この程度で機関車は僅かな傾斜で転がるように動く筈です。機関車の慣性で転がるようになるまで繰り返して下さい。この作業が大切なポイントです。
続いて、加減リンク、吊リンク、逆転装置を組み、弁調整を終えれば、エアーテストをします。ASTERでは血圧計程度の圧力でゆっくり回転できれば合格です。OSのスーパー6なら1KG以下でゆっくり回転できればよいでしょう。
次に給油器を組み込みます。油漏れのおこりやすい部品ですから、確実に取りつけて下さい。

5)上部構造の組み立てポイント
上部構造には内ボイラー、外ボイラー、運転台などが組み込まれます。
A)内ボイラーには加減弁、通風弁、安全弁、水面計、圧力計などが取り付けられます。水面計の組み立てには付録の金属棒を目やすに組み立て、ガラス管が破損しないように注意しながら組み立てます。その他逆止弁、バルブには方向性に注意して下さい。
B)銅パイプの配管を整然と美しく組み込みましょう。そのためには何度も焼きなまし、指で曲げます。金属の道具は使わないことです。
C)外ボイラーにはダミー部品や、内ボイラーを組入れた後からは取り付けられない部品があります。絶対に緩まぬ方法で固定します。