MINIMINI模型博物館
進む環境破壊と農業の終焉
1)農村に過疎のきざしが見え出した頃、
 池田内閣の所得倍増論とは無縁ではない。哲西町は他村に比し美田も多く、山林も豊かで、交通の便よく、近隣他町村に比し暮らしやすい町であった。
それから20余年、日毎に変貌する哲西町、すばらしい、暮らし易い町になるのだろうか。確かに学校、公共施設、などは近代化し、整備された。自動車道路も完成された。福祉事業も進んでいる。
2)異なった観点から農業を考えてみょう。
 
まず米作にかかせぬ農地は中国縦貫道、バイパス、国道,などの拡張、舗装など、減反政策による休耕田を合わせれば全体の半分の農地を失ったとみても疑わないだろう。山林はどんなだろう。伐採しても収入少なく植林まではまず不可能。畜産はいわずもがな。農業労働力は高齢化、後継者なしの状態で未来はない。我が町は農業終焉を迎えたと、過言ではなかろう。
3)農村の環境保全は治山治水が原則。
 
その自然の摂理が忘れられ姑息的に対処しょうとしているが環境、塵芥、産業廃棄物の問題は国民的課題として取り組まなければ解決しない。
4)知的、精神的環境の腐敗。
 日本国憲法言論表現の自由を悪用し、儲うけ第一、視聴率第一の出版物、テレビ番組、金まみれの評論家達、彼らにはモラルも、ル−ルも、まして反省自浄の精神などは全くない。無知な我々も疑いもせず信じ込まされる。まして子供、未成年は疑ってみる知恵すら養われていない。そして現在の日本の社会は正論、良識が通用しない国になぅている。