...........................................................模型と子供と夢
最近の子供の玩具は隔世の、不思議にみえてくる。商魂のたくましさが伺われる玩具が氾濫している。おおよそ模型とは言い難い。こどもの成長に役立つだろうかと疑問の商品また多し。テレビの影響が多大と思う。視聴率さえ上がれば、何でも放映する姿勢は反省を求めたい。
次々登場するハイテク玩具、玩具を装ったドラえもんの携帯電話まで店頭に並ぶ。最近中学生の殺人事件が多発している。社会の乱れの中で生まれたおとしごなのだ。政治家も、大人達も謙虚現実を凝視し、悪は断ち切るべし。子供には責任はない。
模型の世界も腐敗の岐路にあるのではないでしょうか。
模倣でもよい自分考えで何かを作りあげる喜び、壊れれば修理改造する知恵、いらぬ部品を寄せ集めて作り完成さす力。使い捨てのしくみが続く限り私達は幸せになれないように思えるのです。
馬鹿な空想に耽りながら黙々とまた蒸気機関車が誕生するのはいつの日ぞ。
ワァ−ッと子供の歓声が広がる日を夢見てただ只管もくもくと。
東京工業高校の話
この高校では入学から卒業までの3年間に5インチゲ−ジの蒸気機関車を製作して卒業することが義務づけられているという。校長さんの話では、機械工学の勉強にはSLの製作実習が一番の近道で同校の伝統なのだそうだ。羨ましい限りです。
私の近くの工業高校も見習って欲しいものです。もっと生きがいのある学生生活がおくれるのではないでしょうか。