藤原裕策によるライブ・ペインティング、旧小野瀬邸壁面

平成15年11月23日
藤原裕策によるライブ・ペインティング、旧小野瀬邸壁面

 

 肌寒い晩秋の日曜日。2003年龍ヶ崎商業まつり『いがっぺ市』(商業まつり実行実行委員会主催)が龍ヶ崎大通り商店街で開催されました。歩行者天国となった商店街及びイベント会場では和太鼓や竜KOIダンス、竜ヶ崎錦おどり、ブラスバンドなどの企画が目白押しで、市内近郊から来られた たくさんの方々は、見学や買い物で楽しいひと時を過ごされました。

 

愛国学園ブラスバンド 竜ヶ崎錦おどり

旧小野瀬邸前大通り

 

 一方当市民の会では、旧小野瀬邸の保存活用方法を模索する中において、もっと町のことを知ってもらいたい、もっと旧小野瀬邸の素晴らしさを知ってもらいたいと、これまでも写真展などの企画やパンフレットを配布して、市民の身近な存在になるように活動を続けてまいりました。
その一環、今回は「いがっぺ市」で賑わう大通りに面した旧小野瀬邸壁面を利用して、現代アートの公開製作「藤原裕策ライブ・ペインテイング」という新たな企画に挑戦いたしました。それとともに、室内では「書と茶会」を併せて開催し、訪れた方々にほっとする空間、旧小野瀬邸のここちよさを感じていただきました。

 

 

恒例となったお茶会。今回は現代書の妙味を加え、一服のお茶の素晴らしさを堪能していただきました。

 


 

 ライブ・ペインテイングの準備として、ます壁面の汚れを防ぐために、壁に大きなビニールシートを2枚覆い、その上に特大カンバス(縦1.8m横5.4mビニール製)を吊しました。

準備が間に合わず、30分遅れで始まったライブ・ペインテイング。
最初は黒一色による大胆な下書から始まり、一筆ごとに赤や青の水性ペンキ(水性アクリル絵具も併用)の輝きが増してきました。

 

10分経過 描き始めはこんな感じに。
45分経過 全体の輪郭が見えてきました。
1時間30経過 作品のテーマが見え始めてきました。
2時間経過 これから仕上へと
完成した作品は、12月14日(日)旧小野瀬邸現代美術展でも展示の予定です。

 

 
藤原さん(左)と同志であり奥さんの胡桃沢千晶さん

 

 作品のテーマは、言葉で表現するなら『活力』と、藤原さん。そして「今、インスプレーションとして感じたものを表現しています。それは旧小野瀬邸の古い建物と表現の新しさの融和と無限の可能性であり、見方や感じ方は色々あると思います。」と語っていただきました。
活力とは、おそらくイベントで賑わっている龍ヶ崎の町から感じるインスプレーションであり、作品の中に、大勢の人の姿が描かれていました。そして旧小野瀬邸の活用方法には無限の可能性があるのではと、私たち旧小野瀬邸を側面から支えている市民の会への熱いメッセージが込められているような気がしました。
藤原さんは、3時間ほどで仕上げた作品を見て「まだまだ、まだまだ描き足りないが、こういう作品はきりがないんです」と、改めて作品の持つ無限の可能性を説かれました。

 

 藤原裕策さんのHP

12月14日(日)開催の「旧小野瀬邸現代美術展」作家:胡桃沢千晶、藤原裕策
乞うご期待ください。